そんな事を考え、拳を握りしめていると、 「遅くなっちゃってごめんね」 と、幸のお母さんが戻って来た。 「お茶でいいかな?」 幸のお母さんは水滴の付いた500mlのペットボトルを見せる。 「はい。大丈夫です」 と頷くと、それをそのまま俺に渡してくれた。 「ありがとうございます」 そう言って受け取る。 「お菓子とか何も無いんだけど、ごめんね」 幸のお母さんはそう言いながら俺の向かい側に腰を下ろした。