「え・・・?」 扉がなかった。 毎日、夜になると男女の部屋の真ん中にあるはずの、扉が。 「愛結たん、行こ」 呆然としているあたしを気にもせず、亜弓ちゃんはあたしの腕を引っ張ってどんどん進んでいく。 そして、ある部屋の前で立ち止まった。 ドアの横のプレートには、名前が書いてある。 『中山 翔』 翔君の部屋。 今日の集合場所。