仕方ない、と我慢することに決め、テレビに夢中になっているふりをする。 「え・・・?」 不意に何かが、膝の上においていた手にあたった。 すぐさま見てみると、誰かの手があたしの手を握ってた。 ゆーっくりと横を向く。 犯人に思い当たる人はいる。 「翔君・・・!」 やっぱり翔君だった。 しれーっと真顔でテレビを見ながらあたしの手を握っている。