部屋には、テレビ、マンガしかない。どこか寂しい感じがする。 他の子たちは、ソファに集まって音楽番組を見ている。仲が良いらしく、おしゃべりしている。 すると、翔君が立ち上がって近づいてきた。 て、え?こっち来てる? 「愛結、だよな?お前」 「え、そうだけど?」 意外とフレンドリーなの!? 「テレビ、見ない?みんなで見てるから、お前も…」 あ、誘ってくれてるんだ。 じゃあ、行こうかな。 「ありがとう!じゃあ、いれてもらうね」 笑顔で返事すると、気のせいか翔君は少し顔が赤くなった。