やっぱり、ここを退所しないと始まらないだろう。

ごちゃごちゃ言わずに、さっさと片付けよう、と心に決めた。

「じゃあ、カウンセラーさん来たら呼びに行くわね」
「はーい」

海野さんにドライヤーを受け取り、自分の部屋に戻った。

暗い部屋でドライヤーをしているうちに、眠たくなってきた。