さすがに困ったのか、自信なさげに返事した茗は、いそいそと部屋を出て行った。


とにかくどうにかしてこの問題解決しなきゃ。

そうは言ってもどうこう出来る問題じゃないし。


考え込んでいると、ふと、最初にお爺ちゃんから忠告された事を思い出した。


茗に伝えるの忘れてたけど、困った時は、桜御先生に相談しろって言われてたんだ。


ハッキリ言って……相談しにくい。だからと言って、ほかに頼れる人もいない。

えーい、仕方ない!!…っと、桜御先生の授業は数学だから、……でも、別のクラスと重なってもダメだよね。

合間を見て、こっそり行ってみよう。きっと何かアドバイスくれるはず。


解決の糸口が見つかり、ホッとした私は、コテンとベッドに横になった。

久々の一人部屋と解放感。ここに来てずっと緊張しっぱなしだったもんね。

それにしても、お腹が痛い。今月、キツいかも。


まったく、何が悲しくてこんな相談をあの先生に……。