「それじゃあ、俺からの質問な。今、好きな奴はいるか?と、惚れそうになる瞬間。だってさ」
「俺達は二人共フリー。茗と美夜は?」
「何で俺らが答えなきゃなんねえんだよ。今は、そっちか答える番だろ」
「それくらい良いじゃん」
「フリーだよ。俺も美夜もな。ほら、分かったら、瞬間っての答えろって」
「あいよ!俺は、普段頑張ってる奴が甘えてきた時とか。理玖はどうよ?」
「難しいな。けど、いつも笑ってる奴が急に泣いたりしたらヤバイかも」
へえ、上目遣いとかじゃないんだ。可愛いし、キュンとすると思ったのにな。
私が一人考えていると、茗が鋭い突っ込みを入れた。

