「この間、偶然、茗と美夜の事見たあの日から、色々考えてたんだ。二人はどういう関係かって」
あの日って、キスされた時の事だよね、きっと。
「お前はあの時、誤解だって言ったけど、そうは見えなかった」
「あれは本当に……」
理玖は、私の言葉に耳を貸そうともせず、話しを続けた。
「これが、きっと、兄貴の言う後悔ってやつなんだろうな。マジでもう遅いとは思うけど、やっぱ、取られたくないって気は変わんない」
シーン……とした教室の中、壁に立て掛けていたパイプ椅子が、カタンと音をたてた。
「ここが男子校だって甘くみてたのかもな」
「お、おい!待てよ、それ!!男子校って分かってるなら、余計おかしいじゃねえか。俺はっ!!」
「お前、女だろ――」

