「良かったら、これ、お茶ね。ジュースの方がいいと思うんだけど、クラスの奴らが飲んじゃってさ」
「いえ、お茶で大丈夫です。もう、喉がカラカラで」
そう言って、カップのお茶を飲み干した千恵ちゃんは、やっと、一つ息を吐いた。
「今日は三人で来たの?」
「はい」
「そっか。でも、まさか俺を指名してくれるなんて思わなかったよ」
「へへ。中嶋君、優しそうだったから」
「そうかなあ。自分じゃそうは思わないけど」
「んー、何ていうか、ほかの男子と比べて、可愛い感じで、話しやすいかなって」
ある意味、それは、私の本性が女だからってのもあるかも。
どう見たって、ほかの男子より華奢だしな。
そんな事を考えていると、不意に千恵ちゃんが尋ねてきた。

