「うるさいな、分かってるっての」
言われるがまま、お茶を用意していると、後の二人が相手を指名しているのが聞こえた。
「私、あの人が良いな。皆と話してる楽しそうな人」
「ああ、志田だね。恭平、ご指名きたぞ」
「俺?マジ?有り難う!」
ニコッと笑った恭平を見て、女の子が嬉しそうに笑い返しているのが分かった。
「それじゃあ、君の方……、と。俺のおすすめとしては茗なんだけど、アイツ、今、買い出しだしな」
「じゃあ、私は隅っこにいるあの人で。ちょっと無愛想そうだけど」
「ああ、理玖のことね。樋山、指名来たぜ」
「何、俺……?」

