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イベントが近づくにつれ、校内は徐々に盛り上がりをみせてきた。
いつの間にやら、体育祭に出る者と文化祭に出る者も決まり、客を呼び込む為の作戦まで練りはじめ、誰が言うでもなく、放課後は自然と皆が集まる。
そして、ついに明日がイベント開幕となった日のこと。
駆け込んで来た男子の声にクラス中が視線を向けた。
「おいっ、隣のクラス、マジすげーぞ!」
隣って言えば、ヴァンパイア喫茶だったっけ。
昨日まで放課後になるとまるで隠すように教室をカーテンで覆ってたけど。
「スゲーッて、どんなだよ?」
「どんなって言われても、何つうか……説明しづらい」

