まさか、夢のファーストキスがこんな形で終わるなんて、想像もしてなかった。

そりゃあ、まあ、あの口下手な理玖が甘い言葉なんか言うってのも考えられないけど。

…………。

…………。

そうは言っても、理玖は私の事は男だ思ってるはずなのになあ。

前に、俊先輩が、私を抱き締めた時も、一応は引き寄せてはくれたけど、結局、私の事は男だしただのダチだって言ってたし。

うーんー、全然、分かんない!!


「何が分かんないんだ、中嶋」

「えっ?」

「お前、話を聞いてなかったな」


ヤッバー、授業中だった。真剣に考え過ぎてうっかり声に出しちゃったよ。



丁度その時、黒板に書かれた"体育祭、文化祭について"と、言う文字に気づいた。