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その後、危ないながらも心配していた程のことは起きず、私は、美菜として一日を終える事ができた。
帰り際、恭平が夏祭りに誘って来たが、「行けたらね」と、返事し、恭平の首根っこを捕まえる理玖に手を振った。
それにしても、疲れた一日だったな。
うー、それもこれも……。
「茗っ!!」
睨みつけると同時に、逃げだす様に走り出した茗の背中を追いだした。
とは言え、私の足で追い付くはずもなく、もはや、諦め状態の足取り。
そんな中、背後から、ヒタヒタと近づく足音に気づいた。
人の少ない脇道。時々、ランニングなんかしてる人は見かけるけど。

