チラリと茗に目をやると、特に気にした様子もなくデザートのアイスを口に運んでいた。


と、一瞬、顔を綻ばせた叔母さんが、私達を交互に見て、少しばかり心配そうな顔つきをした。


「実は、ちょっとに気なってる事があって……」

「気になってる事ですか?」

「そうなの。最近、この辺り物騒で、つい、先日も、数件隣の新婚の奥さんが後ろから誰かにつけられたなんて話があった所なの…」



それはちょっと恐いかも――。