そんな事を思った時、叔父さんがふと思い出した様に口を開いた。
「そうだ、母さん。あの事、二人に言っておいた方がいいんじゃないか?」
「そうだったわ」
叔父さんと叔母さんの言葉に、私と茗は首を傾げた。
あの事って何だろう?
「突然で悪いんだけど、今月末、二日ほど家を空ける事になりそうなの」
「それって、叔父さんも叔母さんも?」
「ええ。私達の古い友人が久しぶりに海外から帰って来るらしくて、仕事の都合もつきそうだし、せっかくだから、会おうって話になって……」
「そんな事なら私達に気にせず行って来て下さい。ね、茗!」
「ああ。いいんじゃね?別に」
だけど、その間、私と茗は二人きりってこと……?

