「うーん。家の事やなんかは分かんないけど、叔父さんや叔母さんが若くて羨ましかったりするのは普通じゃん?」
「だよな?アイツんちのお袋キレイだし」
恭平の言う通り、茗の叔母さんは、誰が見てもキレイだと思う。叔父さんだって、とっても優しいし――。
私が、叔父さん達を懐かしく思っていると、恭平が、再び、口重たげに話を続けた。
「普通なら自慢しても良い事なのに、それがさ……」
「ん?」
「親父さん達の事話した途端、茗の奴、急に喋らなくなったんだよな……」
「どうして?」
車のクラクションが一つ鳴り、信号が黄色く点滅しているのが見える。
「……」
「…恭平?」
「ん……、ああ。アイツさ、今一緒に住んでるのは、自分の親じゃねえとか言うのよ」
「えっ…?」
――何それ、どういう事?茗の父さんや母さんは、叔父さん達じゃないの?
「じゃあ、茗の親は……?」

