遠くにいた存在
とても遠くに
彼方に見える星……
それは君だった
遠くで見てた
ずっと見てた
些細な変化もすぐに分かるほど
それでも僕たちは結ばれるはずがない
星はいつ見ても輝いている
だから、鑑賞するだけ
星を見て、一等星だと決め付けて一人で満足して、それで終わり
に出来るわけがない
星はいつ見ても輝いているが、輝かなくてはいけない
僕のものとして
眩しいくらいの瞳で僕と会話した君
歪んだ感情が渦を巻いて止めどなく溢れてくる
誰にでも愛想振り撒いて……
初めは友好関係を築いているのかな、と思ったがもう無理
限界
愛想振り撒いて僕を挑発しているようにしか見えなくなった今
僕は
その一等星の星を独り占めにした

