だからかな、 話してもいいかなって思った。 私、知ってるよ。 金谷くんが私の秘密を言いふらしたりするような人じゃないって。 だから、言うことにした。 愛実に五時間目は、 休むと電話した。 愛実は、 『わかった』 だけ言って、それ以上なにも言わなかった。