[完]最初で最後の大きな嘘







藍那が亡くなった俺は、




ずっとその現実を受け入れられずにいた。




そしてずっと藍那がふらーって

帰ってくるんじゃないかと思った。



だから、もちろん誰とも付き合う気も

なかったし、そんなことをできるような

心の状態でもなかった。




でも、ある日の俺は



なんか分からないが藍那がいるんじゃないか


って藍那の家に行ってしまった。