[完]最初で最後の大きな嘘






「藍那、ちょっといい?」




愛実が、私を廊下の端に連れ出した。






「どうしたの?」




「大丈夫なの?藍那」




「今日は、まだ元気なんだ。





お医者さんも元気なときは、学校に行けばいい





って言ってたの」