「猫ひろし?!猫ひろし好きなの?変わってるね~。」

この子はわたしの友達。
佐藤琴子(佐藤ことこ)
さばさばした性格で、自分の意見を自分で言える子。
男女ともに好かれてて、わたしはことこが羨ましい限りだ。

わたしと言えば、言いたいことはなかなか言えず、うじうじしてしまう。

「いやだから、猫ひろしじゃなくて、うちの猫の…」

キーンコーンカーンコーン…
キーンコーンカーンコーン…

「あ、あたし戻る~!ほらほら用意しないと次瀬戸名先生だよ!」