「…俺はな。 女に暴力はしねぇんだ。 ただ、 愛されることだけを 教えてるだけなんだぜ?」 「……愛されること?」 「あぁ。悪い世界だとは思うけどな。 少しも興味ねぇーの?」 それはつまり。 彼らにとっては、 興味のある話なんだろう。 私が知らない、 世界なんだろう―…。 「…お前を戻れない世界に 連れて行ってやるよ…」