【短編】ヤクザのキミ。






風がもう1度吹く。





髪につけていた、

赤いリボンがほどけて、


振り返る。





そこには懐かしい、

タバコの香りがした。







何も言わず、そのリボンを拾い上げた


彼は意地悪そうに微笑んでいた。




私が胸に飛びつくと、

彼は小さく呟いた。