朝いつも通り、 目が覚める。 彼は電話中だった。 寝ているフリをすると。 「あぁ…、アイツな。 ころっと堕ちた。 女ってそういうもんだろ。 快楽だけが、 女を楽しませるんだよ」 楽しそうに笑っている。 そうだ。 わかっていた。 お母さん、ごめんなさい…。 私は悪い子でした…。