ゆいはたくさんの思い出を僕に残してくれました
その一つ一つ全てを書きたいのですが
二人だけの大切な思い出もあります
なので今回はここまでにします

今回書かせていただいたエピソードだけでも
ゆいの魅力は伝わったんじゃないかと思います

ゆいはいつもニコニコしていました
笑顔の絶えない家庭でした

決して裕福とは言えません
だけど僕達は全力で幸せでした
誰がなんと言おうと
僕達は幸せでした

そこにはやはり
幸せになろうとする
ゆい自身の努力があったと思います

そんな頑張ってるゆいだから
流星群を見ることができたんだと思います

深夜に散歩をしていると
流れ星を見る機会に恵まれます
とは言え
流れ星は一瞬です

どちらかが見つけても
もう一方が見るころには消えてます

流星群だと
短時間に複数の流れ星に遭遇します
必然的に二人同時に同じ流れ星を見る確率も高くなります

乙女なゆいは
その二人同時にこだわります

また一緒に同じ流れ星見たいね
そう言ってました

その願いが叶うことはありませんでした

ゆいはもう流れ星を見ることができません
もう笑うこともできません
泣くこともできません
怒ることもできません

だけど
僕の中の思い出のゆいは
いつも通りニコニコしています
幸せそうに笑ってます
豚鼻鳴らして笑ってます

その笑顔こそが
僕達が幸せであった何よりの証です