who am I? ~私は誰?~

加「どうだ。何か思い出したか?」


『ダメだ。ここまで出かかってる。もう少しなんだ。』



工「そっか。」


加「それと、朗報だ。」


『なに?』


加「お前の線が薄くなった。」


『そりゃぁ良かった。でも、なんで?』


工「お前の母親が被害者だったからだ。」


『なるへそ』


工「よかったな」


『ところで、私の父親は・・・』

加「行方不明だ。今、全力で探してる。」

安心しろ。そう言って加賀美は私の頭を撫でた。


『・・・ありがとうございます。』