東「いたか!?」

加「いや、」

残念そうに首を振る。

工「クソッ」

桐「こっちもダメでした!」

長い廊下の向こう側から桐谷と斎藤が走ってくる。

東「そうか・・・」

斎「まだ中にいると思ったんだが・・・」

桐「どこ行ったんだ・・・アリスちゃん・・・」

東「ハッ もしかして・・・」

東野はそう言いながら手帳を見つめた。