朝食を食べ終わった後は久兵衛や七木、久兵衛の妻である薫と談笑した。
薫「へぇー!アリスちゃんは23歳なの?若いわねぇ」
薫は手を頬に当て、ニヤニヤしながら聞いてきた。
『あ、はい』
七「へぇー!10代にも見えるわ~はぁ・・・私なんか、もうオバサンね・・・」
『いえ、七木さん、美人ですよ』
これは社交辞令ではなく、本心だ。
七木は今年で34歳だと言っていたが、実際は20代前半に見える。シワなども少なく、まだまだオバサンと言うには早い気がする。
七「またまたぁ~お世辞言っちゃって・・・」
七木は酔っていたので、いつもより上機嫌だ。
久「いやいや、アリスさんの言うとおり、七木さんはお若いですぞ」
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薫「ちょっとぉ!七木さんはってどういうことよ!私は若くないのかしら?」
久「まぁ、そうだな!」
薫「もぅ!失礼しちゃうわ!」
久兵衛はガッハハハハと豪快に笑った。
それにつられて七木たちも笑った。
『薫さんも、お若いですよ。』
薫「まぁ!嬉しい!どっかの誰かさんとは違って、アリスちゃんはいい子ねぇ」
こちらも本心だ。初めて会ったとき、30代かと思ったぐらいだ。
実際の年齢を聞いて、目をまん丸くしたほどだ。
とまあ、どうでもいい話を2、30分した後、アリスは自室に戻った。
他の3人も、自室に戻ったようだ。
途中、東野に会ったので、臼木から貰ったメモを渡した。
東野はその場で手帳にメモをし、アリスにメモを返すと駆け足で加賀美達に伝えに行った。
アリスは東野と別れた後、自室に戻り、暗号の解読に勤しんだ。
『あれ・・・?これって・・・!』
アリスは何か気がついたように部屋を飛び出した。