けど、気づいたら引き留めてた自分がいた。

「なんだ?」

「えっと…あの…、ま、また会って頂けますか?」

「は?」

私はさっきいたところの近くに行った。

「私、貴方とお話がしたいんです。…駄目ですか?」

「また、会ったらな。」

男の子が一瞬だけ笑ったような気がした。

それを見た私は胸が高鳴った。

ドキン

な、何。

胸が…痛い。

「はい。では、また。」

私は恥ずかしくなって海へと潜った。