私は身体を起こそうとしたが起き上がれない。

何度やっても起き上がれない。

私はどうしようかと困ってる時男の子が話しかけてきた。

「立てないのか?」

「…はい。」

男の子は私に近づいてきて私を持ち上げた。

「きゃっ!」

私は驚いて悲鳴を少しあげた。

「すぐだから、安心しろ。」

「は、ぃ…。」

緊張と不安で声が震えてしまった。

男の子は私を持ち上げて少し歩くと私を海へと返してくれた。

私は深いところまで行くと顔を少し覗かして

「あ、ありがとございます。」

「あぁ。…お前のことは誰にも言わないから安心しろ。」

男の子は「じゃあな。」と帰ろうとしたらところを私は引き留めた。

なんで引き留めたのか分からない。