ルキがいなくなって早一ヶ月。
流石におかしいと思い始めた。
俺は嫌な予感がして、俺はルキの住処に行った。
「ルキ?いるのか?入るぞ?」
キィィィィ
中は真っ暗だった
それにしても静かすぎる
俺は奥の部屋へと行った
「…シャ…ンか?……ここに…き…てはダメ…だ。うっ……」
血塗れのルキと他のサメがそこにいた
部屋全体が血で濁ってた。
「ルキがお前といるからこうなったんだ。」
「そうだ。全部お前が悪い。ふはははは。」
俺の…せい?
「ちがう!…シャンは…悪く…な……い。」
「いいからお前は喋るな。傷が酷くなる。」
「いいんだ。お…れはそんな…なが……くはない…。最後に…シャンに…会えて…よかっ……た。い…ままで…ありがとう。」
そう言ってルキはもう二度と目を覚ますことはなかった
その光景を目の辺りにした俺は目の前が一気に真っ暗になった
あいつら…サメたちは何かを言ったが聞こえなかった。
「ありがとうなんか言ったら駄目だ。どうしてありがとうなんか言うんだ?ありがとうって言いたいのは俺なのに。ごめんな。ルキ…」
そのあと海のそこにルキの墓を作った。
それから俺は感情というものがなくなった。



