だからヒレでべしっと叩いてやった。

「俺はまだおっさんではない。19だからな。」

「え?俺と同い年じゃん!ますますよろしくな?」

ますますよろしくなって言葉おかしくないか?

「ハハハハ。」

俺はおかしくて笑った。

「へっ?」

間抜けな顔したルキを見てさらに笑った


「わわわわわ笑った!」

「は?」

「シャンが初めて笑った…!!」

確かに俺はルキとあってから

いや小さい時から笑ってない。

小さい時俺の両親は亡くなった。

それからというもの俺はあまり笑わなくなった


けど今は笑える。

ルキといれば笑える。

こいつとずっと友達…いや、親友でいたいと思った。



けど、

ある日突然ルキがいなくなった。

俺はまたデートかと思ってそこまで心配はしなかった。