「怖い?なんでですか?」
サメさんは悲しそうに聞いてきた。
「皆、俺は怖がられる。魚も人魚も…人間も。」
「そんなことはないですよ?サメさんはいい人です。」
サメさんは一瞬びっくりして
嬉しそうに
「ふっ。そうか。俺はシャン。お前は?」
「私?私は海美といいます。」
「海美か。良い名だ。」
「ありがとうございます。…ところで。その…あの…」
「なんだ?」
「友達に…なってくれませんか?」
私は遠慮しながら訪ねた。
「いいぞ。宜しくな海美。」
「は…はい!よろしくです!シャンさん!」
私は嬉しくて思いっきり微笑んだ。
「友達なのが嬉しいのか?」
「はい。私友達1人しかいないですから。隼人以外の方と友達なんて嬉しくて…!」
「隼人?お前の友達か?」
「そうです。昔から隼人だけは私と友達で居てくれた。大切な友達…親友です!」
「そうか。」



