私は部屋から出た後庭にある桜の木に向かった

今は8月だから花は咲いてなくて緑の葉っぱがたくさんついてるだけ…

私は桜の木に登って太い幹に腰掛けた

「もう夕方かぁ…」

空は茜色に染まっていた。

「あの時も夕方だったよね…父上、母上。


許せない。伊東…絶対殺してやる……ガルル。」

ガリガリと爪を木を引っ掻いた。

丞「桜……華…か?」

隣をみると驚いた顔をした丞がいた。

私は山崎さんのこと丞って呼び始めた。

…強制だけど。