狼女と新撰組〜後編〜

けれど一護君は私から苦無を向けたままで離れてくれない。

霧「吉田さんですか。」

俊「今は黒田俊です。」

霧「黒田さん。刀を収めてくれないと原田さん、殺しますよ?」

プツ__

苦無に少し切れて血が出てきた。

切れ所が悪かったのか血がどんどん出てくる。

けど傷は浅い。

狼だった私ならこれくらいの傷すぐに治るだろう。

けど私はいまは人間。

だからこのくらいの傷でも治らない。

その時

ドタドタ

この部屋に近づいてくる足音が聞こえる。

霧「あーあ。邪魔が入って来ましたね。…原田さん、考えておいてくださいね?松平様の妻になることを。」

それだけ言うと消えるように去ってた。

伊東の事本当だったんだ。

新「妻って何のことだ?」

俊「そんなことより、怪我の手当てが先ですよ?」

俊は布を持ってきて血を止めた。

血は滲むけど、ないよりはマシになった。