狼女と新撰組〜後編〜


「新八を巻き込みたくない。」

新「気にするな。」

「…誰にも言わないって約束出来る?」

新「あぁ。」

「昔私の父上と、母上が私の目の前で殺されたって言ったでしょ?その時は名前が分からなかったの。けど、顔は覚えていた。」

新八は何も言わずただ私の話を聞いてくれた。

「そのまま、私は拷問みたいな事をやられたの。ある時、ある男が一族を滅ぼすよう仕向けた人間がわかったわ。それが、松平と伊東よ。」

新「っ!」

「驚いたでしょ?あいつら…会津藩は私達、化け物が邪魔という理由で滅ぼしたのよ?そんな理由で滅ぼしたなんて許せなかった。」

新「本当なのか?」

「そうよ。」

新「いつから気づいてたんだ?」

「平助が伊東を連れてきた時からよ。」

新「…。」

「今すぐにでも殺したいくらいだったわ。けど、私の事情で殺したら切腹ものだからね。私ま死んだら新八に言いたいこといえなじゃないの。」