「やっぱり新八に抱きしめられると落ち着く。」
新「そうか。」
「私ね、本当の人間になっちゃった。」
新「……」
「その証拠に、人間には抜くことが出来ない私の妖刀…紅狼華が抜けないの。」
新八は何も言わずただずっと抱き締めてくれた。
「松平のところに行かないといけなくなった。」
新「松平?…あ、会津藩の。」
「うん。人間って勝手。散々酷くしておきながら、今度は子を生むために帰ってこい?本当、勝手すぎるよ…。」
新「子を生む…?」
「言ってしまったのは仕方わね。…他の誰にでも内緒だよ?」
新「けど。」
「それは私がなんとかするよ。ただ新八には聞いてほしかったの。」
新「分かった。」



