狼女と新撰組〜後編〜


私は思い出した。

私はこの妖刀は人間には抜けないって事を。

改めて私自身が人間だと思い知らされる。

「もう、狼じゃないんだ。」

昔は人間にすごく憧れていた。

夢が叶って嬉しいはずなのに、
悲しい。

父上、母上…一族の皆と同じではないから。

虚しい。

「新八ぃ……」

私は無意識に新八の名前を呼んだ。