私は思い出した。 私はこの妖刀は人間には抜けないって事を。 改めて私自身が人間だと思い知らされる。 「もう、狼じゃないんだ。」 昔は人間にすごく憧れていた。 夢が叶って嬉しいはずなのに、 悲しい。 父上、母上…一族の皆と同じではないから。 虚しい。 「新八ぃ……」 私は無意識に新八の名前を呼んだ。