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翌日私は朝早く起きて、柊さんのところへ言った。

「柊さん、失礼します。」

柊「おお。おはよう。」

私は柊さんの前へと正座した。

「おはようございます。」

柊「なんか原田君は変わったな。」

以蔵達と同じこと言う。

「以蔵たちと同じこと言ってますよ。」

私が以蔵の名前を出したら柊さんは顔が曇った。

私は嫌な予感がした。

「以蔵がどうしたのですか?」

柊さんは一瞬戸惑いつつ口を開いた。

柊「岡田君は、土佐藩で拷問かけられてる。」

「え?」

柊「会津藩が岡田君を捕まえたらしく、岡田君は土佐藩に送り込まれ拷問だ。」

以蔵が?

そんな筈はない。

つい前までは西郷様のところにいたもの。

「嘘よ。そんなの。以蔵があいつらに捕まるはずがない。」

私は柊さんをしっかり見た。