狼女と新撰組〜後編〜


確かに私は新八に抱き締められると心地がいい。

ずっと抱きしめられたいと思う。

でもそれは晋と新八にしか抱きしめられたことはなくて、

ただの私は誰にでも抱きしめられるのが好きなのかと思ってるだけなのかもしれない。

ギュッ

「キャッ」

新八にいきなり前から抱きつかれた。

新「抱きしめて欲しいなら素直に言えよ。」

「抱きし…められ…た…くないもん。」

新「素直じゃないな。好きなんだろ?」

「…随分と余裕。」

新「余裕にしとかないとな。」

「馬鹿。…でも、私抱きしめられるのが好きなだけかもよ?」

新「なんでだ?」

「だって、最初の頃にね、晋に抱きしめられた時ね落ち着くし、胸が痛くなったし。でも新八の場合ね、胸がぽかぽかするの。」

新「なんだ。ぽかぽかって。」

「だって、本当のことだもん。ぽかぽかして、晋よりも落ち着く。ずっと抱きしめられた……い…。スー…スー。」

私は気持ちよすぎて新八の胸の中で眠ってしまった。