狼女と新撰組〜後編〜


「嫌だ。それに新撰組に力を貸すなんて断るに決まってるよ…。」

もうこうなったら

西本願寺のお坊さんに当日直接いうしかないよね。

「はぁ…」

ため息をついたら後ろから突然抱きしめられた。

新「ため息つくなって。」

「新八?!ちょ、離れて!ここ廊下だよ?」

ここは廊下。

いつ誰が通ってもおかしくない。

新「静かにしろ。このチビ。今はいないけどそんな大声出してたら人が来るぞ?」

新八に口を手で塞がれる。

「ムゴゴ(分かったから)フガガガ、ムゴ…(離して、苦し…)。」

私は新八の手をペチペチと叩いた。

新八は私の言葉が通じたか分からないけど手をどけてくれた。

手はどけてくれたけどまだ抱きしめたまま。

「はぁはぁ…はぁ。殺す気?」

新「さぁな。」

「ムッ。」

新「そんな拗ねんな。」

「拗ねてないよ。…新八は後ろにいるんだから私の顔分からないでしょ?」

新「何と無くだ。…桜華」

「何?」