「そう?ならよかった。」
新「総司には言っておいたぞ。ほら行くぞ!」
新八は私の手を引いて屯所を出た。
屯所から歩いて町へと来ていた。
「ねぇ。新八。土方さんには言ってあるの?」
新「ああ。言ってあるぞ。」
前に説教された時
次無断外出したら、切腹だ!
っとか言いしだしたからね。
「ねぇどこ行くの?」
新「餡蜜食べに行く。」
餡蜜って言葉聞いただけで嬉しいと喜ぶだろうけど
今の私は
「そう…」
新「…ったく。ほら、早く行くぞ。」
そう言って手を引っ張った新八。
ドン
「きゃっ…!」
?「ったたた。」
誰かとぶつかった。
?「大丈夫か…?」
この声。
「晋……」
晋「桜華…」
新「おーい。大丈夫か…って誰?」
するとそこへ新八が来た。
晋「もういるのか…新しい男。よかったじゃないか。」
「恋仲じゃないわ。」
新「知り合いか?」
晋「知らないなそんな女なんか。」
冷たく言い放った晋。
新「そうか。こいつがぶつかってきたなら謝る。」
晋「早くその女連れて何処かへ行け。目障りだその女もお前も…___」
パンッ
私は賑わう町の道のど真ん中だということも気にせず晋を平打ちした。
「私はともかく、なんで新八にそんな事いうの?」
晋「っ!」
「今の晋は大っ嫌い。行こう、新八。」
晋「……」
新「おい!」
暫く新八の腕を引っ張って町の外れまで来ていた。
新「おいって!!」
私を無理やり新八の方に向かわされた。
「っう。ーーっ。」
新八の顔を見た瞬間涙が出てきそうになった。
新八はそんな私を見て優しく包み込むように抱きしめてくれた。
新「無理するな。泣きたい時は泣け。ほら。」



