私はそれから仕事一筋でやってきた。 小さな会社の、小さな仕事だったけど楽しかった、生きがいになっていた。 同僚が結婚しても何とも思わない、思えない。 ただおめでとう、と。 心から祝福できるのが唯一の救いだったのかもしれない。 私はそれから本社に行き、トップクラスの課に昇進。 そこでまた初めての“女課長”にまでのぼりつめた。 周りからみれば 『(仕事が出来る女×独り身の女)=私“瀬戸亜沙美(せとあさみ)”』 という式があるのでは。 でも、気にしない。私には幸せになる気は無いから。