妻は働く事を諦めます。
もちろんそれは、働きたくないなどと言った理由ではありません。

自分の体、そして息子との生活を考えた上での選択です。

厄介者としか見てくれない義父、そして、そんな義父に逆らえない実母から独立し、行政を利用する道を選びます。

この時、妻は義父の所有する空き家で、息子と二人で生活していました。

後に私はその空き家を見ましたが、空き家とは名ばかりの物置小屋でした。

風呂、台所、便所がある。
ただそれだけの掘っ立て小屋です。
妻はその小屋での生活をこう言っていました。
豚小屋生活と。