義父や行政は妻にこう言いました。
大した障害じゃないんだから働け。

私は彼らに問いたい。
妻にどんな仕事ができたんだと。

妻一人ならともかく、子供まで養える仕事があるのか。

私の知る限り、妻の体で出来る仕事など、聞いた事もありません。

妻もそれを自覚していました。

障害に加え、喘息、更にはパニック障害も抱えていました。

パニック障害は喘息の発作を誘発し、焦れば焦るほど、妻の四肢は自由を失います。
それがランス・アダムス症候群という病気です。

義父や行政が思う以上に、妻の障害は深刻なものでした。