雲とアイツの背中


「実は一年前、兄が亡くなりました。家族は兄だけだったので、今は"独り”です。それでたまに兄に会いたくなるんです。」


涙出そうになるのを我慢して、話した。


なるべく余計なことを話さず。



「そっか…」


同情されてるのかな…。


同情されるのには慣れた。


どうせ皆可哀想と言って終わりなんだから。


何もしてやくれない。