雲とアイツの背中


「あ、ありがとう…ございます……」



なんて言っていいかわからずとりあえずお礼を言った。




「ねー、碧海って呼んでいいかな?」





「あ、はい…」




馴れ馴れしい。




「ありがとう。そーいえば碧海はなんでここにいるの?授業は?」




それを答える義理はないと思った。




そこまで言う必要はない。




そう思ったのに…。





「僕に会いたかった?」





ビックリした。




心を読まれた気がした。






確かにここに来たのは会いたかったため。




でも言わない。




言えない。