「私は街の災いでなければならないの」 それが社会に置いて彼女に与えられた立ち位置。 誰からも愛されず、ただ無償の愛を気付かれずに与え続ける。 でも、彼女にだって幸せになる権利はあるはずなのだ。 彼女はこんなにも、 こんなにも綺麗なのに… 外見だけではない、 その心も、 思いも、 眼差しさえも、 こんなに綺麗なのに。 彼女が幸せを願う街の人達なんかよりもずっと。 .