それから、二か月が過ぎた。宮野には相変わらず何もできなかったけど、笑顔で送り出すと言ってくれた。莉音も笑っている顔を覚えていてほしいと言って笑顔だ。




ふたりへのサプライズは何とか成功。二人とも笑ってくれて、楽しい一日を過ごすことができた。そしたら翌日は、クラス全員がお別れ会を開いてくれた。嬉しくて嬉しくて涙が止まらなかった。それをみんなが嬉しそうに見ていた。




嬉し涙が止まらなかった私を見て、みんなは優しく笑ってみていてくれた。その雰囲気が優しくて嬉しくて、私があんなに嫌いだった学校が好きになったんだ。最後にみんなの優しさに触れることができて、すごく嬉しかった。みんなは、こんなにもあたたかい人だったんだ。







そして今日、私はママのところへ行く。みんなは先生に頼んで私が行くまでの間だけ学校を休ませてもらったそうだ。そこまでしてくれるクラスメイトを一時期でも怨んでいたことを後悔した。





でも、最後にこうやってみんなが笑顔で送り出してくれたんだ。莉音や宮野もいる。みんなが笑顔でいるんだ、私を送り出すために。






私は、精一杯の笑顔をみんなに向けてみんなに別れを告げた。