夏目くんの好きな人は凛ちゃん。 心のどこかで、分かってた。 夏目くんは気付いていなかったのかも知れないけど、凛ちゃんと話している時、少し切なそうに見てたもん。 だけど、いざ実感すると痛くて痛くてたまらない。 しかも、凛ちゃんと間違われてキスされるなんて最悪だ。 気付いたら雨が降っていて、私はずぶ濡れだった。 「もう、やめよう……」 夏目くんを好きになった時、決めた事があった。 もし、夏目くんに好きな人がいたら、諦める。